〜 風刺映画 〜


こんにちは、最近は秋らしさも肌で感じるようになりましたが、季節の変わり目は油断していると体調を崩しやすいので、ぜひ気をつけてください。

さて先日、雑誌を読んでいたところ、40年前に大ヒットしたSF映画『猿の惑星』の記事を見つけました。 簡単にあらすじを申し上げると このような話です。

地球を出発した宇宙船が300光年のかなたにあるベデルギウスに2年間の歳月をかけてようやく到着することができました。 ところが到着した惑星は、猿が人間を支配する世界だったのです。 フランス人のピエールブール(戦場にかける橋 などを書いた脚本家)が1963年に小説を発表したあと、1968年に映画化されて大ヒットを記録しました。 大ヒットしたことは良かったのですが、この映画のストーリーの由来を知ってから私はだんだん腹が立ってきたのです。

敗戦後の混乱と貧困から立ち直り経済発展を遂げて、短期間のうちに他の先進国を脅かす存在になっていた我が国のことを『猿の惑星』で表現していたのです。 当時の日本人はそんなこととは知らずに、お金を払って、せっせと映画館に足を運んでいたのでした。

最近では経済発展を遂げて国力が増したことを良いことに、言いたい放題の暴言をはいて世界中を困らせている国もありますが、絶対的に優位な立場に居た者が弱い立場の者に足もとを脅かされた場合、相手のことを痛烈に風刺したりする傾向があるようです。 それにしても我が国がすぐ隣の某国と同等に見られているのかと思うと、とても残念でなりません。

【 つづく 】


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