〜 食育の秋 〜

 以前、新聞で読んだ記事なのですが、その内容とは 「ニワトリを育てて食べる授業…残酷なので中止」 要するにニワトリを飼育したあと食肉として処分して、その肉でカレーを作って子供達が食べる授業なのだそうです。秋田県雄物川町の小学校5年のクラスでこんな授業を始めたところ保護者から残酷だと反対の声が上がり中止となったとのこと。
 担任の先生は「食糧として命を頂く尊さを教えたかった」そうですが、地元では賛否両論があったようです。現在の子供達は食肉がどうやって生産されて、食卓で消費されるのか、その課程を知る機会は少なく、売り場に並ぶカットされてパック詰めされた肉しか知りません。担任の先生の心中を察すると、物資が豊かな時代に生まれ、食べ物を残し粗末に扱う行為に対して何かを教えたかったと思います。確かに数の限られた希少価値の高い物は大切に扱いますが、量が豊富だと粗末に扱われる傾向があるのかも知れません。
 大事な事に気づかされた気がします。風邪が流行ってきたので十分体力をつけてお過ごし下さい。【つづく】




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