〜 もったいないから生じる問題 〜

 リサイクルという言葉は、環境に良いイメージが強く、誰もが抵抗なく受け入れがちです。飲料メーカーでもその辺を良く心得ており、飲料用のペットボトルの生産をどんどん増やしてきました。我が家でも1週間も経つと家の中に空になったペットボトルが増えてきます。資源回収が来る度に「なぜ燃えるゴミにしないのだろうか」と思います。ペットボトルはリサイクルするために分別されて回収されていると思われていますが、実際のところ樹脂原料としてリサイクルされているのは、全体の1割に過ぎません。またペットボトル1本リサイクルされる為に必要な石油は生産時の3.5倍使用されるのだそうです。本当に環境のためを考えるのなら、リサイクルなどせずにゴミと一緒に燃やしてしまえばいいことになります。もったいないから「リサイクルしよう」と思うこと自体は良い考えなのですが、そのための手段が間違いだとしたら望んでいたことは違う方向に向かってしまう場合があります。

 確かミートホープの田中社長の口グセが「もったいない」だったと聞いています。【つづく】




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