平岡整体療院院長の放浪記


第70話 ウィーン王宮

さて、この後は王族が暮らした王宮に入場します。

 

入場門をくぐると、ドーム型の高い天井が出現します。

 

教会の内部に入場すると、必ずといって良いほど礼拝堂の天井はドーム屋根が見られますが、これは聖地エルサレムの『岩のドーム』に由来するみたいです。

 

王宮の中庭を右へぐるりと一回りしてみると、こんな感じです。

 

この騎馬像は、マリア・テレジア女帝の長男ヨゼフ2世です。 フランツ・シュテファン皇帝の死後、マリア・テレジア と ヨゼフ2世は、共同統治を行っていました。 マリア・テレジアとの共同統治ですから、ヨゼフ2世も余程やりずらかったようです。 このヨゼフ2世は、啓蒙君主とも言われ、領民からの人気が大変高く、農奴解放などの改革も行ったことで名君として知られています。

 

 
◆ヨゼフ2世 と モーツァルト
また音楽好きでモーツァルトの作品の良き理解者だったようです。

 
◆アウグスティーナ教会。この尖塔は17世紀に完成した。

王宮内には、王宮の建物に組み込まれた ハプスブルグ王家専用の教会があります。 それがアスグスティーナ教会なのですが、この教会では結婚式や戴冠式(たいかんしき)などのイベントが行われていました。 それから王族の心臓を収めた壷も安置されています。

 
◆アウグスティーナ教会の内部。天井の高さは20m

アウグスティス修道会によって建てられ、この教会では マリア・テレジア女帝と フランツ・シュテファン皇帝の結婚式や、ナポレオンとマリールイーズの結婚式、それから フランツ・ヨセフ1世と エリザベート王妃の結婚式などが行われました。

 
◆礼拝堂から入り口側を見たところ

 
◆礼拝所のキリストか、あるいは別の聖人の像だと思いますが、
近づいてみるとこれが心霊写真並みに怖かったです。


◆マリアクリスティーナの記念碑。カノーバ作

この像は、入り口から入って右側にありますが、大理石の彫刻で、マリア・テレジア女帝の4女にあたる、マリア・クリスティーナが若くして亡くなった時に、供養のために夫アルベルト大公が造らせたものです。 マリア・クリスティーナは、マリア・テレジア女帝から生まれた16人の子供の中で唯一、恋愛結婚をした人物です。 この大理石の像は、やけに印象に残る像で、私はしばらく眺めてしまいました。



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