平岡整体療院院長の放浪記


第51話 アレキサンドリアE
「シーフードレストラン」


国立博物館を出る頃には、もうお昼になっていました。 バスは地中海沿岸の道を走ってレストランに向かっています。 地中海のブルーが眩しく輝いて海岸線上に続く街並みが弧を描くように連なっています。


停車して客を待つタクシー

この美しい海岸にクレオパトラの宮殿が建っていたそうです。 クレオパトラはローマ帝国の英雄を味方につけて地中海世界を支配する野望に取り付かれていました。 彼女は7カ国もの言語を操る事ができたそうです。 知性のオーラに包まれた彼女は、それは魅力的で、しかも大変な美人だったので、ローマの英雄たちはたちまち虜にされてしまいました。

ところが、アウグストゥス(オクタビアヌス)が率いるローマ軍との戦争に敗れてしまってからは、クレオパトラとプトレマイオス王朝の運命は破滅へと向かって行ったのでした。



バスは海岸沿いのレストランの前で止まりました。 お昼なので店内は混み合っています。 席に座って間もなく料理が運ばれて来ました。 皿の上には地元で獲れた魚をフライに調理した物が載っています。 食べてみるとタラのような味がするので何という魚なのか聞いてみることにしました。 すると現地ガイドのイマド君は、『ブリという魚です。 だけど日本のブリとは違います。』という事でした。 


アレキサンドリア漁港

窓から見える地中海の景色が付加されると料理の味まで変わってしまうものなのか、この日のランチは大変結構な味でした。 『kadonra』という名前のお店でしたが、また食べに行けたらと思います。


レストランから見える景色


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