平岡整体療院院長の放浪記


第18話 「仁川(インチョン)国際空港」

夕方に千歳を出発して夜7時頃、仁川国際空港に着きました。 3月だと言うのに夜7時でも日没時間くらいの明るさがあります。 地図の上では、ほんの少しの距離にしか見えませんが、はっきりと時差を感じます。 

この後はドバイに向かう予定なのですが、出発までまだ3時間余りも待ち時間があります。 

仁川空港は2001年に開港した世界各地と結ばれているハブ空港で、ターミナルの中は新しくて広くてなかなか立派です。 

まだ搭乗時間まで時間がたっぷりあるので、広い空港の中を見てまわる事にしました。 

免税店の入り口には韓流スターの等身大パネルが、あっちにもこっちの店にもたくさん立てられていて、特に日本でも人気の高いヨン様や、イ・ヨンエや、ビョン様のパネルをよく見かけます。 

日本人観光客向けなのでしょうか、他にも明らかに日本人向けの宣伝用と見られる販売促進キットが色々と並んでました。 

それから免税店の販売員は、販売にとても積極的です。 店の前を素通りしても必ず声をかけて来ます。 

ほとんどが若い女性店員ばかりで、客が足を止めるとすかさず寄ってきて『韓国キムチはいかがですか?』と言って来ます。 『キムチはさっき食べたから結構ですよ』と答えると、『韓国のりはいかがですか?』と来ます。 そうすると私は『韓国のりはさっき買ったのでいらないですよ』と断ると、今度は『タバコが安くなってますのでいかがですか?』と流暢な日本語でたたみかけて来ます。

若い女性店員からこれだけ熱心に勧められると、ついつい何か買ってしまいそうになります。 

これから旅行に行く私は何も買わずに逃げるように店から出て来たのですが、免税店の販売マニュアルがこういう売り方なのか、それとも販売のノルマがきついためなのかは分かりませんが、店員の売り込む気迫には感心しました。

『 “いちげん” さん』がほとんどの観光客が相手ならこれくらい強引な売り方のほうがよく売れるのかも知れません。

その後もしばらくの間ショッピングセンターの中を色々見てまわりましたが、お腹が空いて来たので、目の前にある焼肉レストランに入りました。 『骨つきカルビと冷麺のセット』を注文して待っていると5分程で料理が運ばれて来ました。 見た感じは美味しそうでしたが、食べてみると思っていたのとは違っていて、肉が硬くてアゴが疲れました。 冷麺の方も麺の作り方が違うのか『そば』を食べている様な食感です。 それから味付けがやけに辛かった様な気がしました。 これがノドに来る辛さでしばらくの間、ノドがヒリヒリしていました。 

普段食べている焼肉の味付けと違うので、余り美味しく感じられませんでしたが、この程度で5千円もしたので、これは高いと思いました。

時計を見るともう2時間余りが過ぎていたので、そろそろ搭乗ゲートに向かう事にしました。 韓国のりとキムチは旅行の帰りに、またここに寄るのでその時に買って帰ろうと思います。 


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