平岡整体療院院長の放浪記


第13話 「イスタンブールに向かう途中で」

トルコ共和国は大変な親日国家らしいのですが、それはどうしてなのかと言うと、時代の節目、節目 で日本とトルコは良好な関係を築いて来たからです。

明治時代に日露戦争が起こり、その頃、黒海を挟んで大国ロシアの脅威にさらされていたオスマントルコは、日本の勝利を大変喜び、また明治23年にトルコ軍の軍艦が台風の為に和歌山沖で沈没した時には日本の漁船が乗組員を救出した事がありました。 その時に沼田藩の元家老だった山田寅次郎は見舞金を持って、当時はまだ国交の無かったトルコまでおもむき、時のスルタン(皇帝)に謁見したそうです。

そんな時代の事をトルコ国民は今でも感謝しているのだそうです。 観光で落としていく日本円の外貨の収益もとても有難いと言っていました。 


ヨーロッパとアジアをまたぐ都イスタンブールの町並み

イスタンブールの街が近づいてくると、風景も次第に市街化して住宅が密集して来ます。 ここで気がついたのが屋根にソーラーパネルを取り付けた家が大変多い事です。 市街地では殆どの住宅にソーラーパネルが取り付けられています。 ここまで普及しているという事は国がソーラー発電を推進しているからなのでしょう。


オスマントルコ時代の宮殿

イスタンブールの市街に差し掛かると大都会らしく、道路も次第に混雑してきました。 この街の歴史は古いらしくて、大昔はコンスタチノープルと呼ばれる東ローマ帝国(ビザンチン帝国)の都でした。

古い都だけに旧市街では城壁などの遺跡をそのまま残した形で現代建築と融合させた街造りで景観を引き立てています。 そろそろ皇帝の宮殿が近づいてきました。 空からはまた雨が降って来ました。 これから観光する予定なのに・・・


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