平岡整体療院院長の放浪記


第11話 「トロイア遺跡に向かう途中で」

トルコ共和国は多くの世界遺産を抱えた魅力的な国です。 その為たくさんの見所がありますが、国土が広い為、観光地から観光地までの移動時間が長くかかる場合が多いです。

移動手段は貸切バスが殆どですが、私が乗っていたバスの場合、バスのドライバーさんは交代の乗務員も無く、一日600〜700キロもの距離を移動していました。 時間にすると12時間以上にもなり、大変厳しい労働条件の中で働いていました。そんな毎日ですから体力に自信が無ければ勤まらないと思いました。

移動中のトイレ休憩が2時間に一度位しかありませんので、実際、水分の採り過ぎには気を使いました。


トイレ休憩に立ち寄ったドライブイン
この地域は果物やオリーブの果樹園が多かったです
ザクロのジュースが美味しかったです


車窓から外を眺めていると農業国らしく田園風景がどこまでも続いています。 大きな町は殆ど見かけませんが、果樹園や放牧地などの農村風景がそこにあります。そして集落のある所には必ずと言っていい程、モスク(礼拝所)が存在しています。 国民の99%はイスラム教徒なのだそうです。 


車窓から見えた軍の要塞

殆ど変化の無い景色にそろそろ飽きてきた頃、ガイドさんがお客を退屈させまいと思ったのか、日本人が喜びそうな曲をかけてくれました。 流れてきたのが庄野真代の『飛んでイスタンブール』でした。 ちょうど『そろそろこんな曲が聞きたい』と思っていたのか、御一行様は大喜びしていました。 改めて聞いてみるとこれが なかなか良かったので、私はしみじみと聞き入ってしまいました。 それから2日後にイスタンブールに訪れる事になるのですが、2日後のイスタンブールは雨でした。 せっかく来たのに・・・


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